フアスティング4日目!
手がとても温かいです。
今日は、能の講座がありました。
20代の若き頃、能装束の美しさ、囃子の音に魅せられて、母や姉、友人を誘い、千駄ヶ谷の国立能楽堂に向かう事が、喜びと言う時期が有りました。
数10年の年月を経て、再び能とのご縁をいただき、重要無形文化財保持者でいらっしゃる加藤眞悟先生の5回の体験講座を受けられるご縁をいただきました。
第一回講座
観阿弥、世阿弥、専門的な能の深い歴史を学び、足袋に履き替えての始めての仕舞い、謡曲のお稽古です。
氣功に携わっている身には、仕舞いは、氣を丹田に溜めながら、隙を作らず氣を放射する様は、まさしく究極のエネルギーワークだと思いました。
日本人のルーツは、ここに在り。
何故、織田信長はじめ武将が、能を好み親しんでいたかの理由が解けた瞬間でした。
第二回講座
受講生3人の謡曲のお稽古の最中、加藤先生が、唖然とするほどの迫力で、素晴らしいお囃子をアシラってくださいました。
別世界に居る様な感覚。
まさしく、幽玄の世界体験でした。
この状況を録画したビデオには
たまゆら現象が映っており、お囃子の凄さに震えた感動の一日でした。
能の世界で覚醒が起こる
と言う体験の中で、ユネスコの無形文化遺産に登録されている所以を実感致しました。
第三回講座
舞の中に、無防備に、お腹も出すポーズが有る事に、能の奥深さを感じ、感嘆致しました。
集中するだけで無く、護りだけで無く、信頼してリラックスする親しみまで網羅している幽玄の世界。
受講生同士の楽しい交流は、まさしく、鶴亀のめでたし、めでたしの世界実現です。
能の体験講座受講の全くの素人が、諸先生方の前で、主役を務めさせていただける、大きく開かれている能の世界です。
憧れて通い詰めた千駄ヶ谷の国立能楽堂で、『鶴亀』を舞わせていただくと言うご縁をいただきながら、練習が全く出来ない中で、今日の第四回講座を迎えました。
全く練習が出来ていない『鶴甕』の仕舞い。
4時間の講座
何度伝えていただいても、なかなか覚えられない中、加藤先生の優しいご指導のおかげで、能を舞う事が楽しかったです。
能を舞わせていただく中で、感じる優雅さの中に身をおける喜びが、楽しかったのだと思います。
お面をつけていると、前しか見えないのだそうです。
日本の文化の奥深さだを感じます。
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