衣、食、住の整った基本的な営みの中で、人は人間になって行く

先日、民生委員を17年されていらっしゃる方から、若年層の女性の刑務所が日本には3ケ所有って、収容されているほとんどの女性達は、覚醒剤、売春で刑を受けていると言う話をお聴きしました。

夜帰る家がない、居場所がないと言う環境の中で、覚醒剤、売春の生活に入って行ってしまうほとんどの少女たちの共通点の一つに、手作り料理の味を知らない事が挙げられるのだそうです。

母親が、父親が、おばあちゃん、おじいちゃんが、子供や孫に季節に合った、その子供、孫が欲している食材で、暖かい料理は暖かいうちに、冷えしていただく料理は冷たいうちに、と言う相手を思いやり愛情をかけて食事を用意する事のない生活は、人間の「抑止力」を育む事が出来ないのだそうです。

悪い事と分かっていても、断るべきだと感じていても、その誘いを断る事が出来ないのだそうです。

衣、食、住の整った基本的な営みの中で、人は人間になって行くのだと思いました。

食前、食後の挨拶に
「雨土の恵みと、多くの人々の働きに感謝して命の元を謹んでいただきます。」と手を合わせ、食事をいただく事を通して、大切な命を、かけがいのない命を自分で大切にする心が自然に育つのでだろうと思いました。

食う 食べる いただく
食事にも種類があると聞いています。

世界中の人が、感謝してお食事をいただく生活が出来る様にと祈りました。

きんぴらごぼうを作っていて、ちょっとだけお醤油が欲しいのに、買い置きがなくなっていて、「ちょっとだけお醤油を貸して。後で持って来るから。」と、お隣ご近所さんに行ける環境の生活で有れば、苦しい事が有った時も悲しい事に心が沈んだ時も、前向きに自分を大切にして生きていく力が、日常生活の中で培われて行く様に思います。

お醤油を返す時に、お醤油と出来上がったきんぴらごぼうを少し添えられる生活が、日本に戻って来るようにと願ってしまいます。

日本の農耕民族の文化。
日本の長屋の文化。

和を持って尊しとなす

世界中が、本来の食事の力を取り戻して、イキイキワクワク今世の命を輝かして生きていける人々で満たされます様に祈ります。

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